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| マジカルアーマは１９８９年１０月１０日午前１１時、鎌倉小町通りにオープンしました。 オープン以来、占い実験試行錯誤の連続です。 初期のマジカルアーマは過去や未来を言い当てることが占いと考えていました。 初めてのお客様は「ここってあたりますか？」とお聞きになります。 そんなときには「人それぞれですからやってみないと解らないです」と答えます。 実は正直言うとマジカルアーマの占いは当らないのです。 ところが不思議なことにお客様は「あたったぁ」と言って下さるのです。 |
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| そこで、「あたる」とはどう云う意味なのだろうかと考えました。 占いの「あたる」と云う言葉はフグに中るや弾に中る等の意味に該当するのではないかと考えました。 占いとはお客様の心がタロットの言葉に中たる（中毒する）行為であって過去や未来を予言し当てるという行為ではないように思いました。 結論、占いは当らなくて良いのであって。占いの当たらないマジカルアーマとしてはほっと胸を撫で下ろしている今日この頃なのです。 |
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| 最近では身体に蓄積された言葉に注目しています。 人は生まれてから毎日様々な言葉に晒されています。 言葉は親や恋人、時には仕事仲間、時には書物から与えられたりします。 言葉は愛を生成することができます。言葉は有を顕現させます。 言葉を原料に夢を精製することができます。それがマジカルアーマの錬夢術です。 |
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| ここではタロットを通してお客様の身体の中を覗きます。身体の中には言葉があります。その言葉を読み取って必要ならば占いの言葉をお客様の身体の中に補充します。 投げ込まれた言葉が身体の中でどの様な波紋を創るのか。 投げ込まれた言葉は身体の中で喜びや怒りや涙や笑いや安心などを引き起こしながら波紋を創っていきます。 そしてその言葉の波紋がお客様の内側で自分を持ち上げる浮力へと変化し、ウキウキした身体が少しだけ宙に浮く状態のことを「占いが中たった」と呼びたいと思うのです。 |